
昨年からずっと「
自己肯定感」や「
承認欲求」について、モヤモヤと考えこんでいました。
もう耳タコな話だけれど、情報過多の現代では、モノゴトも情報も驚異的なスピードで過ぎ去っていってしまい、いちいち手にとって眺める時間なんて無いよ!という人が多いのだと思います。
承認欲求の中には、「誰かに認められたい」「誰かに褒められたい」という「他者承認」と、「今の自分に満足したい」「理想の自分が今の自分だと思いたい」というような「自己承認」があります。
前述の通り、現代のワタシ達は忙しいので、他人を承認してる余裕なんてありません(裏を返せば、だから他人の話を聴ける人が重宝されるのではないかなと思ったり)。
だからこそ、自己承認をしなければならないというか、上手く自己肯定できるようになったほうが良いわけです。
<幼少期に原因がある→オトナになってからは直せない?>
よく言われるのが、うまく自己肯定できなかったり、承認欲求が強すぎる人は、
幼少期に原因がある、ということ。
親(保護者)からの影響が非常に大きい、というのはよく分かります。
昨年の夏頃から、ワタシ自身「自己肯定感」が薄いなー&それに伴い「承認欲求過多」だなーと感じていました。
原因も分かっているし、そのことを責める気持ちは全くないものの、困ったなぁと。
いろいろな本や論文を読んだりしたのですが、ほぼ全て
「幼少期にこういうことがあったから、上手く自己肯定できないのだ」とか、
「子育てする際は、この点に気をつけねばならぬ」みたいな内容。
オトナになって
「自分は自己肯定が上手くできないから何とかしたいな」というニーズには一切応えてくれませんでした(むしろ「ココに書いてあるよ」みたいなモノがあるなら教えてください)
モヤモヤと悩み続ける中、ワタシが勝手に私淑させていただいている岡島悦子さんのお話を伺って、コレだ!と思ったことがあったのが昨年です。
同じようにオトナになってからの承認欲求過多や、自己肯定が上手くできずに悩んでいる人の何かヒントになればと思い、今回の記事を書いてみることにしました。
<承認欲求過多からの脱却を目指す>
悦子さんのブログの中に「
優等生病(承認欲求過多)からの脱却法」という記事があります。
この「優等生病」から早めに脱却できた人のタイプが挙げられているので、引用しますね。
- そもそも自分の価値観や美意識のほうが人の評価より大事なタイプ
- 天災や大病などで、自分(もしくは自分に非常に近しい人)の命が限りあるものであることをつきつけられ、気づいたタイプ
- 自分の天職のようなものに(たまたま)巡り会えたタイプ
- 仕事である程度の自信が持てて吹っ切れたタイプ
- 家族や本当に親しい友人数名からの承認が揺るぎないものだと信じられるようになって、自己肯定ができるようになったタイプ
- 育児との両立などで、すべてのことを完璧にするという時間的余裕を持てなくなったことで、やらないことを決めたものの、意外に大丈夫だということがわかって気づけたタイプ
コレが大きなヒントになりました。
ワタシに応用できそうなのは、4つ目と6つ目だと考えました。
6つ目はコミュニケーションの話とも関わってくるので、今回は特に4つ目から応用して考えたことをご紹介します。
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●他者に依存せず、自分で自分にYESを出す方法
まず、自己肯定するためには、自分に何かしら自信を持つことが必要なのでは、仮説を立てました。
自己有用感と言い換えても良いかもしれません。
そのためには「すっごく些細なことでも良いので、目標を達成すること」が第一歩。
「この仕事を*時までに終わらせる」
「今日はお酒を飲まない」
という程度でOK。
ポイントは「他者の影響を受けない目標であること」です。
「就職活動で面接通過率を30%にする」は面接官という他者の意向が影響するのでNG。
「SPIで80点以上とる」は自分の努力しだいなのでOK。
目標を達成できた=
自分にYESと言える(自己肯定)ということが大事。
●小さなYESの積み重ねでも、いつか必ずブレイクスルーがある
こんなことで良いの…?と思われるかもしれませんが、大丈夫。
いつかブレイクスルーが訪れます。
ワタシの場合は、
iPhoneアプリで可視化しながらコツコツと小さなYESを出していますが、なかなかイイ感じです。
ワタシもまだまだ「見て見て!」と過剰にアピールしてしまったりして反省しますが、以前に比べてだいぶ落ち着いてきました。
何より「今、承認欲求過多になってる…!」と自分で気づくことができるようになったのが大きな変化です。
自分で気づくことができれば、修正できる可能性はグンと高まるので(酔っ払ってる時はまだまだ無理だけど^^;)
●小さくても自己肯定できたら、周りの親しい人にもYESを出してみる
過剰なおせっかいは控えたほうが良いですが、人間は基本的に自分のしたことで相手が喜んでくれると嬉しい生き物なのだと思います。
ちょっとした親切でも、相手から「ありがとう」と言われたら嬉しいもの。
相手の感謝や喜びは、「
自己有用感(ざっくり言うと「自分は誰かの役に立っていると感じること」)」を得ることと大きく関係しています。
自分に小さなYESを出すことができたら、周りの人にも小さなことで良いのでYESを出してみましょう。
些細な声がけでも構いません(というか、やり過ぎるとウルサイと感じる人もいるかもw)
「あ、どうも」じゃなく、相手の目を見て「ありがとう」
「いい調子だね!ワタシも頑張るよ」「コレ、スゴく助かった!」などなど、フツウに言える人は「当たり前じゃ…?」と思うことも、実はできていない人だっているんです。
周りにYESを伝える→相手が喜ぶ→相手が喜んだ顔を見て、自分も嬉しい→「相手を喜ばせることができた」という自己有用感を得られる。
実際にはこんな単純なハナシじゃないよ…と思う方もいると思いますが、やらずに否定するのではなく、やってみてダメ出ししてくださいね!
■編集後記■
万人に当てはまるとは限りませんが、やったことでのリスクは無いはず。
悦子さんのおっしゃる「優等生病」に当てはまる方は、ぜひ取り組んでみてください。
ワタシ自身、まだまだ「解脱」できていないですが、コツコツ頑張りますよーーー!
ちなみに、前述の悦子さんブログからの引用の中の5つ目
「家族や本当に親しい友人数名からの承認が揺るぎないものだと信じられるように」
ということを感じられるようになったのは、本当に最近の話です。
そういう存在が居なかったわけではなく、自分がいっぱいいっぱいで「気がつけなかった」感じ。
いやはや、本当にワタシの周りの皆の許容力の高さ、ハンパないわ。いつもありがとう。
ではまた!酔っ払ってLINEをするのは本当にキケンだぜ☆と涙目の踊るOL(
@jaggyboss)でした!