■なまけものと自覚している人も、
私は違う!と思うアナタも、騙されたと思って読むべし!
本書のオビに以下の文言があります。
始められない
続けられない
だらだらしてしまう
そんなあなたが
「やれたらいいな」を
実現するための
ほんの小さな57の工夫
私、まさに「続けられない」「だらだらしてしまう」に当てはまります。
いわゆる「熱しやすく冷めやすい」「飽きっぽい」のです。
でも、オビにあるように、始めた当初は「やれたらいいな」って思ってます。
当たり前ですが。
なので、自分が「なまけもの」であることを認めるのはちょっぴり恥ずかしいけれど、本書を手にとってみました。
本書の著者はレバレッジシリーズで有名な本田直之さん。
彼も自分を「なまけもの」と称しておられますが、正直「いやいやいや…」と思ってました。
本書を読むまでは。
==== 始めるコツと続けるコツについて、本書では
スタートの動機付けは内部から、
継続の強制力は外部から(P5より)
と表現しています。
スタート当初、外部からの動機付けでは、やる気が出ないし納得できない。
一方、継続する上で、内部からの強制力では、妥協しやすいし長続きしません。(P5 図より抜粋)
だから、その逆をやれば、始められるし、続けられるってわけですね。
また、本書ではなまけものを3つのタイプに分けています。(P13より抜粋)
1)「前進型」のなまけもの:いつも工夫しながら前に進んでいく人
2)「幸福型」のなまけもの:いつまでもだらだらして、前に進もうとしない人
3)「堕落型」のなまけもの:現状に不満を感じない・今より悪くなっても構わないという人
この中で、本書では「前進型」のなまけものになるコツを紹介しています。
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★踊るOL。的ポイント★
*法則04:「やればできる」はウソ
「やればできる」と考えているなまけものは、自分の能力に過度な自信を持っているせいで、ほとんど工夫を考えません。(P32より)
一方、出発点が「自分はなまけものなんだ」という人は違います。
彼らは、自分が正攻法で臨んでも簡単にギブアップしてしまうことがわかっているので、何らかの工夫を考えます。(P34より)
わ、私、正攻法で臨んじゃってるかも…orz
コレを本書では「加点思考」と「減点思考」に例えています。
前者が減点思考。失敗するたびに自己評価を減点していく。
後者が加点思考。低めの点数からスタートするため、工夫しようという気も起きるし、必要な情報を集めるなどの準備作業を怠らなくなります。そして結果を出すたび得点を加算して、工夫のクセをつけ、自己評価をどんどん高めていくのです。
確かに「何とかなるさ」「やればできる」って思ってると、何の準備も心構えもなくスタートしてしまう気がします。
そもそも「続ける」仕組みも作らずスタートしても、続くわけがないんですね。
だって、なまけものだから。
*法則08:苦にならない理由を分析する
本書では、苦にすることなく何かを続けることができる理由を、以下6つに分類しています。(P44より)
①好きである・・・・・・自分の興味の対象
②やっていて楽しい・・・性に合っている
③気持ちがいい・・・・・心身の喜びがある
④得をする・・・・・・・前向きな動機がある
⑤競争の要素がある・・・やる気を掻き立てられる
⑥やらないとたいへんなことになる・・・必要不可欠だと理解できている
①~④が先ほど出てきた「内部からの動機付け」で、⑤~⑥が「外部からの強制力」になります。
この6つの理由を踏まえ、自分が苦もなく続けられていることの理由を分析すれば、自分の得意分野をより向上させ、苦手分野を克服するキッカケをつかむことが出来るわけですね。
*法則49:手帳には「結果」を記録する
先日紹介した「大事なことはすべて記録しなさい」にもありましたが、記録をしてそれを振り返ることは大切です。
要はどんな目標でも、記録をしておかないと、自分がどれくらい出来ているのか・出来ていないのかが、可視化できないわけですね。
そうすると、焦りもなければ達成感もない、という状況になってしまいます。
よって、スケジュールを書く一般的な手帳とは別に、結果を記録するための自己管理用の手帳を持つことを本書では推奨しています。
先日私は、来年の手帳をアクションプランナーに決めた、とブログに書きましたが、アクションプランナーは、振り返りには向かない手帳では?と感じています。
なので、ほぼ日手帳や小宮先生の手帳を、この自己管理用の手帳にしようと考えています!
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<目次>
はじめに
1 発想を変えてみる
法則01 なまけものである自分を認める
法則05 「最初の10日」に力を入れる
法則18 変えられないものは比べない など
2 毎日の生活を変えてみる
法則20 部屋の汚れをバロメーターにする
法則28 「いつか使うもの」を処分する
法則33 家で勉強しない など
3 仕事のやり方を変えてみる
法則43 挨拶でスイッチを切り替える
法則44 通信教育に頼らない
法則53 得した気分をつくる など