NEO踊るOL。

もう踊っていないOL。Writer/Editor。おいしい肉に目がない。都内に生息。

『前に進む力』 ダグラス・パーヴァイアンス氏トークイベントに行ってきました。

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TANOカフェの後は、ランチする時間もなく、急いで神田岩本町にある「OnEdrop cafe」へ。

トークとお茶の午後 at OnEdrop cafe.
with ダグラス・パーヴァイアンス、跡部徹、宮嶋みぎわ
~人生は予測できないから面白い~

と題された今回のイベント

本書を読んでとっても感動したのと、D21社さんのイベントってことで(笑)、参加してきました~♪

本の著者であるダグラス・パーヴァイアンスさんは、The Vanguard Jazz Orchestraリーダーであり、グラミー賞を受賞したトロンボーン奏者。

中学・高校と6年間トロンボーンを吹いていたワタシとしては、見逃すわけにはゆきませぬ。


今回は主催がD21さんではなかったのかな?
社員さんは社長室、もとい、デジタルコミュニケーション部(でしたっけ?)のTさんと、もうお一人(スミマセン、お名前を伺いそびれてしまいました…)。

お客さんも本のファンというより、ミュージシャンの方が多かったような…?



あっさりと最前列のソファー席を確保できたので、Twi友のめぐさんと共に開演を待ちます。
空きっ腹&ほぼ徹夜明けだったんですが、店長さんにススメられて、思わずシャンディーガフを…ゴホゴホ。

イベントはダグラス・パーヴァイアンス氏と、本書のインタビュアーでもある跡部さんと、コーディネーター役を務めてくださった宮嶋みぎわさんの3人のトークイベントという形式。
宮嶋さんは主にダグラスさん(何だかヨソヨソしいので、こう呼んじゃいます)の通訳をしてくださいました。

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今回のイベントで印象的だったのは、ダグラスさんが何度も
「自分の経験が皆さんの役に立ったり、感動を与えることができるとは思っていなかった」
とおっしゃっていた点です。

2国の文化が絡みあうことで新しいモノが生まれる、ということは理解していたものの、来日するまで、こんなに売れているとは信じられなかったそう。

跡部さんのインタビューを受けて、自分の経験をまとめて振り返ることができた、感極まって泣いてしまった、ともおっしゃっていました。


なんていうか、ものすごーく温かい空気を持った方でした。
ものすごい方なのに、全然偉そうじゃないし、とっても謙虚な感じ。

そのことについて、ダグラスさんのお話もまた印象的でした。

グラミー賞をもらってスゴいって言われるけれど、自分は賞をとる前もとった後も、
 何も変わっていない。
 グラミー賞は狙ってとるモノじゃない。
 一生懸命やっていれば、周りがその姿を見て投票してくれるモノ。
 だから、いつもどんな相手に対しても、同じ態度で接するようにしている」

お金を持っているとか、社会的地位が高いとか、そんなことは関係ないそう。

お金を持っている人もいるけれど、で、だから?(という感じ)
 偉い人も、お金持ちも、みんな『アナタのように音楽を演奏したい』と言ってきたりする

どんな人の前でも同じ態度でいられる、ってよく考えたらスゴいです。

ワタシは、偉い人やコワイ人の前では、どうしても萎縮してしまったりするし、
逆に卑屈な人の前ではイライラしてしまうし、異性に限らずスキな人の前ではウキウキしちゃうし。

音楽に限らず、芸術やアートと呼ばれるモノって、
自分の普段の生活というか、自分そのものが全部作品に現れてしまうものだと思っているので、
やはり常に同じ態度で人に接する、ということは大切なんじゃないかなぁと勝手に想像していました。


また、謙虚すぎて何もしない(できない)場合もあるけれど、謙虚でいながら行動するには?
という問いかけに対し、ダグラスさんは

ただラッキーだっただけ。そのタイミングでたまたまそこにいただけ。
 自分と同じような実力を持っているトロンボーン奏者は他にもたくさんいた。

 チャンスが来るタイミングに居合わせたなら、それは自分が取るべきモノ。
 自分のことを成長させてくれるモノだと思って、一歩踏み出した。
 チャンスが来たら『やりたい・やりたくない』は置いておいて、『YES』しか言わないと決めた

とおっしゃっていました。

チャンスの神様には前髪しか無い、とはよく言いますが、実際にはその「一歩」が踏み出せない人も多いんじゃないかなぁ。
あと、そのことが「チャンス」だと気づかない場合もありますよね。

チャンスをつかむには、一歩踏み出す勇気も必要だけど、そもそもそのチャンスに気づくアンテナの感度も必要ですよね。鍛えるの、難しそうだけれど。


それにしても、成功者はみんな「運が良かった」とか「たまたま」って言うんですよね~。
「運」とか「チャンス」の捉え方に違いがあるのかな、なんて思ったりします。


そんなダグラスさんでも、やっぱり新しいことを始めるときは、いつも怖いんだそう。

(本書の企画が立ち上がったとき、)
 自分の経験が本になっても良いのか?
 日本人の役に立つのか?と迷った

とのこと。

率直に自分の気持を言うことで、相手を傷つけるかもしれない、と思うけれど、
 大抵の場合、率直に言ったほうが良い方向に進む

ともおっしゃっていました。

いやー、こんなスゴい人でも、やっぱ怖いんだ!とちょっぴり安心(笑)

あと、どのお話のときの言葉だったかメモし忘れちゃったんですが、

自分で自分を愛せなくても、他人が愛してくれる

という言葉が、スッと胸に入ってきました。
この言葉に救われる人、結構いると思うんだけれど、ダグラスさんの口から直接聴けて良かったです。


トークの後にはダグラスさん&宮嶋さんのセッション。
ほんの短い時間だったけど、ひっさしぶりにトロンボーンの音を、しかも超一流プレイヤーの演奏で聴くことができて、とってもとっても嬉しかったです!


イベントの後にはサイン会もあって、大盛況!
年末にはライブもあるそうなので、時間が合えばぜひ聴きに行ってみたいと思います!

前に進む力」、もう一度読み返してみようっと♪

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■編集後記的なモノ■

今回は普段のイベントレポと趣向を変えて、メモを羅列するんではなく、ちょいちょい自分のコメントを挟むカタチにしてみました。

未だに試行錯誤中ですが、いかがだったでしょうか…?


ダグラスさん、宮嶋さん、跡部さん、
OnEdrop cafeの皆さん、D21社の皆さん、参加者の皆さん、
ありがとうございました!