……もっと早く読みたかった!
本書は7月に発刊されましたが、その時すでに現職に入社して半年経過。
…えーと、第4章と第5章だけが対象なのか(笑)
全てを活かせるわけではありませんが、人材業界にいる身としては自分の担当しているお客様にもアドバイスしたい内容も盛りだくさん!
人材業界にいると、「転職そのもの」が目的となってしまっている方と接することも多いのですが、実際は「転職して活躍すること」が目的のはず。
ちょっとしたコツで、入社後の働きやすさも変わるし、逆にちょっとしたことで働きにくくなってしまう、ということ。
「そうそう!」と思うことも幾つかありましたが、
「うわ、私もやっちゃってるかも…」と思うこともチラホラ(汗)
例えば、入社前にしておきたい「下準備」の章にある
最初の挨拶で「まだ何もわからない未熟者ですが」と言わない(P20)コレ、つい言ってしまいそうですよね?
コレ、実は
「私は無能です」と宣言している以外の何ものでもない。(P21)そうです…あわわ。。
そうではなく
何かひとつでいいから「これだけはやり遂げてみせる」と宣言してそのとおり有限実行することだ。ふむ、質だとその会社の独自性があったりするから、誰にでもできるような「当たり前のこと」を量でこなすということですね。
(中略)
コツは、質を問うものではなく、量でカバーできるものであることだ。(P22)
他にもついついやってしまいそうなことと、その対策がいっぱいですよ!
転職を考えている人・転職したばかりの人・人材業界の人だけでなく、内定の決まった新卒の人たちにも幅広くオススメです!
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■編集後記■
第5章に「はじめの使命はたったひとつ「直属の上司を最短出世させること」」とありますが、今の直属の上司、取締役なんだよなぁ(笑)
いやはや、もうすぐ転職して1年ですから、早いものです。
去年の今頃は、そろそろマジメに転職活動しなきゃ!と動き始めた頃です。
本書を読み返して「入社初日の気持ちをもう一度思い出してみる(P184)」のも良いかもしれません。
<目次>
プロローグ 転職を経験しなければ、人生を生きたことにはならない。
第1章 入社前にしておきたい「下準備」
2 最初の挨拶で「まだ何もわからない未熟者ですが」と言わない
6 自分の「決断の軸」を持つ
7 本を読み、ボキャブラリーを増やす 他
第2章 転職1日目から意識しておきたいこと
9 腰の低さは新入社員、仕事の中身は年齢以上を目指す
10 質問するタイミングには気を遣い、依頼されるタイミングは相手に遠慮させない
11 年下の上司にこそ気を遣わせない 他
第3章 はじめの10日間に意識しておきたいこと
23 前職での教訓から「たったひとつ」のルールをつくり、それを死守する
24 前の会社の話を、聞かれもしないのに自分から口にしない
25 前の会社で「食わず嫌い」だった仕事に果敢に挑戦する 他
第4章 はじめの90日間に意識しておきたいこと
30 忙しくても夜のつき合いには顔を出す
33 周囲に本音をベラベラ話さない
35 自分の得意・不得意を周囲に理解してもらう 他
第5章 はじめの90日間を過ぎてから意識しておきたいこと
42 厳しいけど仕事ができる人にしがみついていく
43 入社初日の気持ちをもう一度思い出してみる
44 過去3ヶ月を振り返り、自分の部署のSWOT分析を行う 他
エピローグ 壁にぶつかったら、ひとつ目の会社に感謝を忘れている。