ボチボチ書いて行こうと思いますので、見捨てずお付き合いくださいませ。
さて、今回は日本におけるコーチングの第一人者であり、私の愛する出版社(!)ディスカヴァー21社の会長でもある伊藤守さんの著書。
コーチングに関する本は山のよーに出ていますが、入門書としてはコレがベストかと。
ページ数もさほど多くなく、「図解」と銘打っているだけあって内容がビジュアル化されているため、初心者でも理解しやすい構成になっています。
※本書の文言を引用している部分は枠で囲むor緑の文字で記載しています
私自身、人材業界に身を置いているため、以前からコーチングに興味を持っていました。
が、なーんか難しそうだぞ?という印象もあり、キチンと調べたりはしてなかったんですね。
そんな時にこの本を発見し、購入したというわけ。
本書は4つのパートに分かれ、
PART1 今求められるマネジメント革命という流れで書かれています。
PART2 コーチングの基本とスキル
PART3 個人のOSを変革する
PART4 コーチングの導入のために
私はまず冒頭のSECTION1の表題にドキッとしました。
「何をすべきか」はわかった。うぐぐ、耳が痛い…
問題は「どうしたらそれを実行できるか」だ
続いてSECTION5。
マネージャーが犯しがちな過ちについて書かれていました。
図解の中にある幾つかの過ちの例、自分や自分の上司・先輩に当てはまってることが結構あるなぁ…と。。
逆に、これまで、私が「この上司は素晴らしい」と思った上司は、この過ちを犯してないことに気づきました。
一番納得したのは、
「自分の過去の実績と現在のマネジメント能力が、別のものであることを理解していない」
という点。
(いや、今の上司の話じゃないですよ?過去の上司にこういう人がいたなぁ…と)
で、私にとっても最も役立ったのはPART2。
本書の中でも一番ページ数が多く割かれていました。
オープンクエッションとクローズドクエッションについては、耳にされたことのある人も多いかと思いますが、SECTION4の「話を「聞く」ということの意味」と、SECTION5の「オートクラインとパラクライン」の部分は、かなり目からウロコでした。
とはいえ、難しいことを言ってるのではなく、読めば「確かに!」と膝を打つような内容です。
また、SECTION8の「クリエイティブ・リスニング10のポイント」と、SECTION12の「効果的な質問をつくるための九つのポイント」は、コピーしてどこかに貼りつけておきたい感じです。
自分は人の話を聞く姿勢ができているか?いい質問ができているか?
常に意識したいですね。
人物タイプについても言及されていますが、前職で受けた研修と似てる感じでした。
MBTIテストとも似てるかな。
ちなみに私はプロモータータイプです。
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この本をキッカケに、他のコーチングの本にも徐々にトライしてみようと思えたのは収穫でした☆
うーむ、それにしても、もっといろんな企業がコーチングを導入したら、長期的な業績がアップするだろうし、若者の離職も減るんじゃないかなぁ。
会社でのストレスって、たいてい人間関係ですもんね?