ワタシは一足先に、先日開催された「No Second Lifeセミナーvol.5」の先行販売にてゲットし、貪るように読み終えた次第です。
たちさんについては、このブログでも度々お名前を出させていただいていますが、改めて本書の著者紹介の文章を引用してご紹介。
1969年生まれ。東京都港区出身。
月間160万PVを誇るブログ「No Second Life」主宰。
17年間のサラリーマン生活に終止符を打ち、41歳にして独立しノマドワーカーとなる。
ブログと並行して自己プロデュースのセミナーを運営するほか、講演・執筆を中心にアクティブに活動中。(後略)
いやはや、めでたい!
たちさんがブログやTwitterでずっと執筆の状況について発信していたので、ついに実物を目の前に、ワタシも勝手に大興奮でございます!
というわけで、さっそく付箋貼りまくりの本書の書感をご紹介。

●え!こんなことまで!? たちさんの半生がセキララに書かれてるよ
本書は以下の5部構成となっています。
*はじめにワタシの勝手な解釈で恐縮ですが、本書は大きく2つのテーマがあると感じました。
*Chapter1:これがフリーブロガーの一日だ!
*Chapter2:ソーシャルとブログによる個人メディアの威力!
*Chapter3:社長の座を辞してなった僕の職業は「ブロガー」
*Chapter4:フリーブロガーの「デジタル・セルフマネジメント」ノマド&クラウド徹底活用
*Chapter5:今日からできる「個人情報発信」のススメ
*おわりに
1つは、「なぜブログで人生を変えようと思ったのか」という問いを軸に、たちさんの現在に至るまでの半生。
もう1つがタイトルが示す通り「ノマドワーカー」としてのたちさんの現状です。
1つめについて。
今でこそ月間PV160万というモンスターブログになったNo Second Lifeが、当初は1日30PVだったこと。そして、そこからどうやってブログを育ててきたのか、かなり細かく解説してあります。
コレをホントに全部やったら、アクセス数は増えるだろうな。
(でも、実際、愚直に続けられるヒトは少ないんでしょうね。もちろん自分を含め)
一番驚いたのが、当時たちさんが置かれていた4つの問題(仕事の行き詰まり・実家の借金・体重増加・前の奥さまとの関係)が超セキララに書かれていたことです。
え、こんなことまで書いちゃっていいの!?と思いつつ、だからこそブログで人生を変えようと決意されたんだな、ということが非常にハラオチしました。

●「なりたい自分」を絵に描いた餅にしないクラウド時代の自己管理!
前述の2つめ。「ノマドワーカー」としてのたちさんパート。
たちさんがまず設定したのは、
*自分のミッションを定義することの2つだったそう。
*自分の5ヶ年計画を再作成すること (P130の文章を箇条書きに変更)
この「ミッションを背骨に、5年後になっていたい自分をキチンと考える」ことって、別にノマドワーカーを目指していなくてもできます。むしろやったほうがいいと思います。
本書では、この5ヶ年計画をどうやって週次や日次の行動計画に落としこむか、細かーく書いてあります。
ワタシ的には、週次レビューのやり方が非常に参考になりました。さっそく取り入れます。
他にも、PosterousやEvernoteを使って毎朝見返す習慣についてや、Toodledo・ToggleなどクラウドやWebツールの活用方法について触れられており、この章だけで1冊本が書けるんじゃない!?という内容の濃さ。
いきなり全部マネするのは難しいので、1つ1つ着実に自分に取り入れていくのがオススメ。
というかワタシもそうします!

●ライフログって何?というヒトは特に読むべし!
ライフログをとっていると、iPhoneやクラウドと縁のない友人から、
「そんなモノとってて、どーすんの?」
と聞かれます。
そのたびにワタシは「あとで振り返ると楽しいよ」とテキトーな答えをしていましたが、本書に明確な答えが書いてありました。
ライフログを意識的に残すことで、僕らは自分の記憶を呼び戻すための「鍵」を自分の手に入れることができます。(P180)
そうそう、コレコレ!!!
今度から質問されたら、このまんま答えよう(笑)
この章(Chapter4)では、たちさんが普段ライフログとして何を残しているか、具体例を挙げて解説してあります。
ワタシも写真ログはかなり撮っているほうだと思っていましたが、いいな!って思ったモノが幾つかあったので、ログに取り入れてみたいと思います。
<ライフログは振り返ってナンボ>
レビューもそうですが、ワタシはもともと「振り返り」がめちゃ苦手。
カイシャでも、PDCAのPとD、つまりPlan(計画)とDo(実行)は得意だけど、C(チェック)は苦手だよね、と上司によく言われます。
そんなワタシのための解説か!?と思うくらいドンピシャなのが、P195~の「ライフログはどうやって見返すのか」という箇所。ありがたや。
「見返す=楽しい」って思えれば、きっと続くはず。まずは21日間やってみます。
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■編集後記■
他にもたっくさん書きたいことはありますが、ブログを持っていなくても、TwitterやFacebookをやっていなくても、一度読んでみることをオススメします。
そして、本書の最後のほうに書かれていた情報格差について、一度キチンと考えてみると良いんじゃないかと。
ママ友だけの人間関係か、ネットを通じて日本中・世界中のトモダチとつながるか。
もちろん、どちらが良くて、どちらが悪いというわけではありません。
けれど、ワタシはやはり、たちさんの書かれている「価値観の違うたくさんの人と触れ合うことで、目が外向きになり、心が開いていくことを実感」したいと思っていますし、ワタシの大切な友人たちにも同じようであって欲しいなぁと願っています(むろん、強制はしませんが)。
最後に、ワタシが本書で最も刺さった箇所を引用して締めたいと思います。
どうせブログをはじめたからにはたくさんの人にアクセスして欲しい。多くの読者に読んで欲しいと思うでしょう。猛省&がんばろう。
そのためにとても大切な鉄則があります。
それは、軸を「自分」ではなく「情報」に置くということです。(P226)
たちさん、改めてご出版おめでとうございます!
2冊目・3冊目も超楽しみにしています!
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こんなステキレビュー書かれたら、書きにくいっすよ…
「好きなことを好きなように書いて」生きていけるのなら、少なくとも「人間関係が苦手」で「書くのが好き」な人にはこの上ない朗報ではないか。 ...
確かに類書はほとんど見かけたことないですね。