【オススメ本0067】D21読書会「超訳 ニーチェの言葉」に行ってきた!
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今日は扁桃腺が痛かったんですが、うっかり早く帰れそうになったので、急遽ディスカヴァー21社主催の読書会に参加させていただくことになりました。
Twitterで、干場社長が「ドタイクもOK」とつぶやいておられたので、一瞬だけ迷って(笑)、即「行きます!」とつぶやきましたよ。
昨日も来たなぁと思いつつ、横浜から九段下へダッシュ!
今日は昨日よりさらに花見客でごった返しておりました。。
(後で知ったんですが、スーザンボイルさんの来日コンサートもやってたみたいですね)
息を切らせて会場に飛び込み、席を確保していてくれた友人にお礼をいいつつ最前列に着席!
この前と同じ席でした(笑)
今回のテーマであるニーチェ。
本書を読むまでは「難しそう」というイメージを持っていました。
たぶん倫理の授業で習ったはずなんですが、どういう思想を持っていたのかなんて記憶の遥か彼方。。
本書は装丁も豪華というか質実剛健な感じで、
「買ったはいいけど、ちゃんと理解できるかな?」
と思ってました。。
(干場さんのブログ記事を見て、即買いしたので「超訳」の意味をよく理解してなかったのです)
ところがところが!
1つ1つの言葉が端的で理解しやすく訳されていて、スッと心の真ん中に届くではありませんか!
超訳スゲー!!!
アンサーブックのように、パッと開いたところを自分への言葉として読んでもよし、もちろん最初から通して読むのもよし。トイレに置いてる方も多いと聞きましたが、それも納得。
小難しいニーチェのイメージが、一気に親しみを持てる哲学者に変わる名著です!
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さて、今日の読書会では、本書の翻訳者(超訳者?)である白取春彦さんがご登壇。
担当編集のフジタさんが進行役を務められていました。
(余談ですが干場さんの「フジタ、かたまるな!」のつぶやきには爆笑でした(笑))
幾つか印象に残ったメモを転記しますね。
●なぜ、今ニーチェなのか?
⇒オーセンティック=企みの無い言葉が求められているからではないか
●ニーチェ以前は、人生についての哲学はなかった。
学問的ではなく、人生の哲学を実践したのがニーチェ。
●「哲学は難しい」というのは誤解。
学者が書いた本は難しいが、哲学者の書いた本はさほど難しくない。
(ん?ちょっと違うかも)
●物事を難しくすることが好きな連中が2割いる。
※カントの訳書に出てくる「悟性」は造語。英語だとunderstanding。
同様に、ヘーゲル弁証法における「アウフヘーベン」は、
日本語では「止場」「揚廃」と訳されるが、ようは「保存する」というような意味。
他にも本書の装丁デザインをした方や、印刷会社の方も参加されていて、かなりマニアックなお話を伺えましたよ。
私としては、新卒入社の会社で、なぜか印刷物のコスト削減プロジェクトに携わったことがあったので、かなり興味深かったんですが、フツーの人はインクの割合には興味持てないんじゃないかなぁ…(笑)
ただ、本を出版するには、装丁1つをとっても、非常に考えて作りこまれているんだなぁと認識を新たにできたのは良かったかと思います。
司会の方の言うように、何だか「不思議な空気」でしたが、最後の質疑応答では気になっていた質問をさせていただきました。
「帯のキャッチコピーは誰が考えたのか?」です。
私は干場さんかなぁと勝手に思っていたんですが、白取さんご本人とのこと。
コピーというのは、
「人生を
最高に旅せよ!」
というもの。
書店でこの装丁とキャッチは目を惹くだろうな~☆
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読書会後は、干場さんや他の社員の方にご挨拶させていただき、出席していた島田さんに美味しい焼肉屋さんに連れて行ってもらいましたよ!
●焼肉処 羅生門 四谷本店
もー頬が落ちまくり!
コレで風邪が飛んで行ってくれると良いんですが。。。