NEO踊るOL。

もう踊っていないしOLでもない、フリーのライター/カメラマン/PR/マーケター。都内に生息。

【オススメ本0075】科学との正しい付き合い方/内田麻理香

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ディスカヴァー21社の読書会で見かけた4月創刊のシリーズ「DIS+COVERサイエンス」の中の1冊。
社長室の方々の「オススメですよ~」という波状攻撃を見事にかわしたのも束の間、Twitterで干場社長が本書をオススメしてるつぶやきを見て、
「わーん!干場さん、あんまり宣伝しないでください!ついつい買っちゃう。」
とつぶやいたところ、
社長ジキジキに、
「でもサイエンスの中から筒井さんに1冊選ぶとしたらこれ!」
と勧めていただいたのが本書。

ちなみに、その後に著者の内田さんからも、編集のミタニさんからも「ぜひ!」とプッシュされ・・・さすがに、この波状攻撃には白旗を上げましたよ(笑)

こんなことなら読書会の時に買えば良かった!?


何で本書を読書会で買わなかったかというと、
以前から何度か書いている通り、自室の「積ん読本」で床が抜けそうなことと、
ド文系なので理系っぽい本を避けて通る傾向があるから。

ただ、5/8にD21社で開催されるイベントには参加したかったので、何か読まないとマズいだろ・・・と思っていたのも事実。
※イベント=DIS+COVERサイエンス 創刊発表&記念講演会

本書のオビには
科学っておもしろい!
技術ってスゴイ!
理系ってステキ!
とあります。
ホントかい・・・?というのが第一印象(笑)

でも、初級編でオドロキの事実が発覚!
ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」(主宰:糸井重里氏)の私のコーナー「主婦と科学。」(後略)」(P32)


んんっ?

このコーナー、知ってる!


ほぼ日刊イトイ新聞主婦と科学。

確か、絶対音感について書いてあって、興味を持ち始めたんでした。
そっかー、あの研究員さんでしたか!と、一気に著者の内田さんに親近感。
そう、連載自体は2007年末くらいまでだったんですが、定期的に目を通していたコーナーの1つだったんです。

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で、本書を読んでみて、さすが干場さん!というか、とっても楽しかったです。

本書を読むまで、サイエンスコミュニケーターって職業を恥ずかしながら知りませんでしたが、今、とっても必要とされるお仕事なのでは?と感じました。

本書にもありますが、なんとなく「科学は神聖不可侵」みたいな印象があって、
また、理系科目がニガテという負い目?のようなものもあって、
無条件に「理系のヒトってスゴイ!」と思ってしまうのです。

前職・現職ともにキャリアカウンセリング的なお仕事をしてるので、お客様をフラットに見なければならないのは解ってるつもりなんですが、無意識のうちに「理系=アタマいい!」と思いこんでるフシがあります。

本書では、その聖域を、聖域ではなく、もっと身近な存在として感じてもらえるような内容になっています。
たとえば、界面活性剤のお話。(P65~)
同じ油分と水分でできているドレッシングとマヨネーズについて、ドレッシングは水と油に分離するのに、なぜマヨネーズは分離しないのか?という内容です。

難しい部分は省きますが、要はマヨネーズに含まれる卵黄には「界面活性剤」が入ってるのだそうです。
一瞬、ギョッとしますよね?
「界面活性剤=洗剤」のイメージが強いので。

他にもこんな例が↓
抹茶を茶筅でかき混ぜると泡立つのも、サポニンという界面活性剤が入っているのが理由。洗剤が泡立つのと同じメカニズムですね。また、ペットボトルに入っているお茶が泡立つのも同じ理由です。
と、目からウロコがボロボロ!
ペットボトルのお茶が泡立つのは何でだろう?って考えたことなかったです。

本書ではこの「なぜ?」を考えることこそが大切なのだと説きます。
ギクッとしたのは私だけじゃないはず(笑)

確かに子供の頃には親に「いい加減、カンベンして~」といわれるほど「なぜ?なぜ?」を連発していましたが、年齢を重ねるうちに「なぜ?」と考える機会は減ったように思います。

うーむ、イカンなぁ。。


また、後半で「科学リテラシーが必要な理由」について、以下4点を例に挙げておられます。
・論理的な思考法
・数字の取り扱い方
・体系だった法則を見る目
・疑う心(特に、情報を鵜呑みにしないということ)
ど、どれも身につけたいんですが…!

どうやら、先日参加したD21社の読書会で取り上げられた「不透明な時代を見抜く「統計思考力」」にも通じるものがありそうです。

●参考:踊るOL。「Discover21読書会に行ってきました!

目の前の事実を「いい意味で」疑って見る、ということかな。
私はどちらかというと鵜呑みにしてしまう方なので、少しずつそのクセを直せればと思いました。

じゃあ、どうすれば科学リテラシーを得ることができるのか?という問いについては、5/8のイベントを待つことにします。


知ってる側も、知らない側も、ついつい「知っている=エライ」と思ってしまうことがあります。
でも、知らないこと=恥ではないんですよね。
本書でも「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざを挙げておられますが、まさにその通りだなぁと思いました。
 
私も今後は恐れずに「聞く」ことを大切にしようと思います。

※ただ、私の場合、会話の中で違和感があっても、その場で上手く言語化できないことが多々。
 自分の中の違和感を、質問という形でアウトプットするスピードが遅いんです。。
 本ならじっくり読みこんで、疑問を挙げることはできるんですが。
 コレは今後の自分の課題とします!何かいい訓練方法、ないかなぁ・・・



<目次>

はじめに

初級編 科学によくある3つの「誤解」
 誤解1 「『科学離れ』が進んでいる」ってホント?
 誤解2 「もともと『科学アレルギー』の人は多い」ってホント?
 誤解3 「科学は身近ではない」ってホント?

中級編 科学リテラシーは「疑う心」から
 科学リテラシーとは?
 知識よりも、思考が重要
 科学的なものの考え方とは?
 疑う心を阻害するもの

上級編 科学と付き合うための3つの視点
 視点1 社会の中に科学技術を見る
 視点2 見えない科学技術に目を向ける
 視点3 理系だけに任せない

あとがき