講演では、本書に載っていない内容を中心に、上阪さんの仕事哲学やウラ話が盛りだくさんでした! 以下、一部をご紹介します。 Pen and Paper / qisur ●上阪さんの仕事哲学 講演全体を通して、随所に「コレは!!!」という言葉があったので、講演の内容をご紹介する前に、抜粋します。1)編集者が困っている 2)誇りを持てる職業である 3)稼げる仕事である 4)本づくりは難しくない 5)書ける人は大勢いる
どういう文脈で語られたのかは省略しますが、いやはや、アツい! sketch books / jennypdx ●本づくりのツボって? 「そもそも、みっともない本を著者は出せない」 とおっしゃる上阪さん。 ブックライターの仕事は、取材7割・執筆3割くらいの割合だそうで、取材がコケたら執筆の際に困ってしまいます。 「聞き漏らしたことがあるなら、追加で聞けばいいじゃん」 と思うかもしれませんが、上阪さんは追加取材ゼロ。 取材対象である著者は、大企業の社長やスポーツ選手など超多忙な方ばかり。 取材に同席する編集者さんも多忙です。 なので、「構成を直させない」覚悟で臨んでいるそうです。スゴい。 また、編集者さんとの目線合わせも大事とのことで、 「何が面白いのか」 をしっかり共有することを意識されているそう。 編集者の評価≒読者のリクエストに応えられているということ。 自分と読者、編集者の「面白い」が合致しないと、ピントの合ったコンテンツができないそうです。 ●仕事がやってくるコツ 「仕事が仕事を呼ぶ」とおっしゃる上阪さん。 驚くことに、これまで「営業」をしたことが無いそう。 同業者の集まりや、セミナーも好きじゃない。飲み会も月に1~2回行くかどうか。 そんな上阪さんの仕事の依頼はほぼ全て「紹介」と「リピート」からとのこと。 ブックライターの仕事は、クオリティ100点・スケジュール100点の200点満点だと考えているそう。 クオリティを100点にするのは至難の業だけど、スケジュールを守ることは誰にでもできるとのこと。 なので、スケジュール(主に締切など)は絶対に守るようにしているそうです。 (つまり、他のライターさんは守らない方も多いということですね) とにかく「発注者なら何が嬉しいか」を意識されているとのこと。 発注者側なら、どんな人に仕事をお願いしたいか、想像してみることが大切だ、と上阪さん。 それがイメージできれば、態度も姿勢も自ずと変わる、とおっしゃっていました。 コレ、他の職業でも言えることですよね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ■感想■ 質疑応答も白熱しまくりで、久しぶりに手がつりそうになるくらいメモを取りました。 本書の書感は改めてアップしますが、「追加取材はしない」という覚悟で臨んでいらっしゃる取材の現場、コッソリ覗いてみたいなーと思っちゃいましたよ! イベント後、上阪さんの取材メモを拝見できたんですが、コレがとにかくスゴい!圧倒されました…! 「月に1冊本を書く」という上阪さんの秘密を垣間見ることができた貴重な機会でした! ではまた! 書くチカラをつけるため、とあるチャレンジを決めた踊るOL(@jaggyboss)でした! <関連リンク> 【書感】アナタはちゃんと「聞けて」いますか?~会話は「聞く」からはじめなさい/上阪徹 | 踊るOL。*会ったことのない人の悪口を絶対に言わない 会ったことのない人の悪口を言う人を信用しない *売ることより、役に立つこと *「運がいい」と思い込む&運だけに頼らない *誰かの役に立つことを、仕事という *仕事は選ばない いただけた目の前の仕事に向き合ってきただけ 選んで見えるのは、たかだか想像できる未来 想像できない未来を楽しむ *人生には「創造力」より「想像力」が必要 *コレはこういうモノだ、と言った瞬間、枠の中から出られなくなる
【書感】”幸せから生まれる幸せ”を掲げる普通であって普通じゃない25歳~リブセンス<生きる意味>/上阪徹 | 踊るOL。