今日ご紹介するのは、先日出版記念オフに参加させていただいた「 Evernoteオールインワンガイド 」です。
【イベント】「Evernoteオールインワンガイド」の出版記念イベント! | 踊るOL。
よく考えたら、全然本の内容紹介してなかったYO!
本書は、アルファブロガーとしてお馴染み、
「ネタフル」のコグレマサトさん(@kogure)、
「みたいもん!」のいしたにまさきさん(@masakiishitani)、
「Lifehacking.jp」の堀正岳さん(@mehori)
の共著という超ゴーカな本です。
Evernoteはワタシの周りでは当たり前に使われているサービスですが、昔からの友達やカイシャの同僚には、よく分からないモノのようです。
Evernoteとは何ぞや?
という問いの答えは、いたってシンプル。
「デジタルノート」
コレに尽きます。
紙のノートの用途って、人それぞれですよね?
受験生なら勉強ノート、
会社員なら業務用ノート、
デザイナーならスケッチブック(コレは厳密にはノートじゃないかも?)。
子どもの成長記録をスクラップする人もいれば、
練習記録をひたすら記入しているスポーツ選手もいます。
スピーチのネタを書きためる社長さんもいるでしょうし、
レシピをメモする主婦だっています。
Evernoteって、コレを紙じゃなくてWeb(もしくはクラウド)上に書き込むモノです。
先日のセミナーで、ごりゅさん(@goryugo)も、
「エバー『ノート』」と言っていました。紙のノートと変わりません。
つまり、
「Evernoteって何を書けばいいの?」
という問いの答えは、
「アナタは普段、紙のノートに何を書いてますか?」
ということになるわけですね。
Evernote Trunk Conference Entrance / AhBook
●これでもかっ!ってくらい丁寧な解説
本書では「オールインワン」の名に恥じず、懇切丁寧に、インストールやノート作成の手順など、細かーーーーーく解説されています。
コレで分からないなら、アナタは紙のノートを使えばイイよ!!!
と言いたくなるくらいに。
ちなみに、無料プランと有料プランがありますが、まずは当然無料プランから入ればOK!
(ワタシはずっと有料プランですが、毎月の容量をそうそう使いきれるわけじゃありませぬ)
初心者向けだよねー、とChapter1「基本操作」を読み飛ばそうとしたアナタ!
ワタシもそのつもりだったんですが、意外と知らないワザが書いてありますよ!
たとえば、ノートの文字数を数えられる(P29)とか。
コレ、ブログとか文字数の決まったモノを書くとき、めっちゃ便利ですよね!
あと、挿入されている画像を回転できる(同ページ)のも知らなかったワザの一つです。
Evernote Taiwan User Meetup / othree
●デジタルならではのメリット
Evernoteは紙のノートをデジタル化しただけ、と冒頭で書きました。
ただ、もちろんそれだけじゃなく、デジタルならではのメリットもたくさんあります。
その最たるものが、ライフログの自動保存&スマートフォンアプリとの連携でしょう。
ワタシもEvernoteには、
*ツイエバ(1日分のTweetを1つのノートに自動保存)
*foursquare(その日チェックインした=行った場所の履歴を地図付きで自動保存)
*FBログ(Facebookの投稿や「いいね!」された数などを自動保存)
などなど、様々なサービス・アプリと連携をさせています。
これらの情報を全部紙のノートに書くとなったら、かなり大変です。
少なくともワタシは、絶対に続きません…
Evernoteと様々な外部サービスを組み合わせることによって、手間を省いてカンタンに(しかもキレイに)ライフログを残せることになったのは、かなり革命的。
※ワタシはよく電車で寝過ごしますが、寝過ごした先で無意識にチェックインすることも。
その日は全く記憶になくても、翌日Evernoteを見ると寝過ごして着いた駅が分かります。
Evernote @ #Tuttle / whatleydude
●後半はどんどんマニアックな方向へ…
デジタルのメリットのもう1つは、「検索性」です。
ワタシはこれまでいただいた名刺や年賀状、バースデーカードなどなどをスキャンし、Evernoteに保存しています。
Evernoteは、タグによる仕分けや、OCR機能の強化などにより、強力な「検索性」を備えています。
本書の後半「Chapter6 ノート整理」では検索キーワードの紹介や、ノートのリンク・マージ機能の紹介などなど、徐々にだいぶマニアックになっていきます。
ワタシ自身、まだまだ検索機能を上手く使いこなせていないので、本書はとっても勉強になりました。知らない機能・小ワザもいっぱい!
ただ、あくまで「マニアックに使い倒したい人」向けの記載も多々あるので、これからEvernoteを使い始める方や、まだ「使いこなせて」いない人は無視しちゃってもOKです。
(著者の方々ゴメンナサイ…)
まずは、「何のためにノートをとるんだっけ?」を明確にして、使い始めてみてください。
そして、使えば使うほど、記録したいコトがたくさん出てくると思うので、その時は再び本書を手にとって、後半の猛者たちの事例やマニアックなワザを試してみてください!
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■編集後記■
Evernote、もはやワタシの生活に無くてはならないモノになりつつあります。
Webクリップは最悪ゼロになっても良いけれど、ライフログが失われたら、相当凹むはずです。
本書にあと1つだけ求めるとしたら、Evernoteのバックアップ方法についての記載かなぁ。
ではまた!
<2118字/70分>