&最近、ぜーんぜん書評をアップできてない…!
というわけで本書を手に取りました。
「レバレッジ・リーディング」から、どう進化したのか楽しみに拝読しましたよ。
まずは「リーディング3.0」とは何ぞや?というところから。
*リーディング1.0=単に「本を読む」という、いわゆる読書。主な目的はインプット。
*リーディング2.0=速読法や多読術など様々な本の読み方を駆使して読書を効率化。
さらに得た情報を活用するイン・アウトプットがセットになったもの。
*リーディング3.0=インプット・ストック・サーチ・シェア・フィードバック
という5ステップで構成されたもの。 (P16~17参照)
ちなみに、本田さんが数年前に上梓された「レバレッジ・リーディング」は、上記でいうと「リーディング2.0」にあたるとのこと。
リーディング3.0に必要なツール(モバイルデバイス、クラウドサービ、ソーシャル・ネットワーク)を使えば、リーディング3.0以前の読書において制約となっていたことから解放されます。
電子書籍であれば、簡単に数百冊の本を持ち歩ける(物理的な制約からの解放)し、
iPhoneやキンドル等のモバイルデバイスによって隙間時間で立ったままでも本が読める(時間と場所の制約からの解放)し、
TwitterなどSNSによって不特定多数の人との良質な情報のシェアが容易になる(情報シェアの制約からの解放)というわけ。
たしかに私のiPhoneにも10数冊の電子書籍が入っています。混んでる電車内ではこっちのほうが読みやすいですね。
続いて、リーディング3.0の5ステップについて。
1. 良いものを効率的にインプットする
2. ストックと整理を同時に行う
3. サーチの発達で整理が不要になる
4. シェアで多くの人とつながる
5. フィードバックで自分の情報に磨きをかける
前述の必要ツール3つとリンクする部分が多いですが、特に1のインプットについては、今後の自分の課題と感じています(情報量が多すぎて捌ききれていないので)。
また、リーディング3.0時代に必要な6つの能力について、Evernoteを中心とした説明がありましたが、これは私も実際にEvernoteに読書記録を貯めているので、よく理解できました。
少しずつではありますが、私もEvernoteにレバレッジメモを貯めつつあります。
(このエントリーもEvernoteのレバレッジメモを参考に書いてます)
6つの能力のうち5つ目に挙げられていたのが「英語読解力」
うう…そうだよなぁ…という感じ。
本にならない情報、速度が鍵を握る情報、専門書やニッチな本の情報を得るには、やはり英語読解力が必須とのこと。
6つ目の「スクリーニング力」も私に足りないスキルの1つ…。
Amazonのレビューは基本的に参考にはしていませんが、Web上に流通する玉石混淆の情報は、キチンとした軸を持ってインプットするなり、シェアするなりしなければならないと、改めて痛感しました。
目からウロコだったのは、Twitterで情報をシェアする際の時間帯について。
フィードバックが欲しいのであれば、より多くの読者がTwitterを見ていそうな時間帯にTweetする、という点に、そんなことまで意識してアウトプットされてたのか!と驚きました。うーむ、ランチなう、とか言ってる場合じゃないなぁ。。
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■編集後記■
久しぶりの書評で、やっぱり長くなってしまいました。。
私もしっかりとツールを使って、リーディング3.0時代を楽しみたいと思います!
<目次>
Chapter 1 リーディング3.0時代の到来
Chapter 2 リーディング3.0の基本
Chapter 3 リーディング3.0に必要な6つの能力
Chapter 4 スマートフォンが読書を進化させる
Chapter 5 紙メディア・電子メディアの活用法
Chapter 6 読書からソーシャル・リーディングへ