今年初観劇かな。
劇団☆新感線が、1年かけて上演してきた『髑髏城の七人』。
私は昨年「月(上弦)」だけ観れたんだけど、今回の「極」は同じ髑髏城が舞台ながら、別視点で描かれた物語。そもそも、これまでのシーズンで主役だった捨助が出てこないんですね。
「極」の主演は、4年ぶりの劇団☆新感線となる天海祐希さんと、劇団☆新感線といえばこの人、古田新太さん。
劇団☆新感線での共演は8年ぶりというから、こりゃ観に行かねば!というわけで行ってきました。約1300席は満員御礼!
まだ上演中の作品ゆえネタバレはできないけど、とにかく天海祐希さんの立ち振舞が超絶に美しい。
舞台慣れしていない役者さんだと、カツゼツが悪くてセリフが聞き取れなかったり、小声のセリフが届かなかったりするんだけど、天海さんはつぶやくような小声でも、ちゃんと声が通る。
ふすまを開け閉めする所作、見得を切るときの視線の強さ、どれをとっても美しい。
圧巻だったのが、最後のほうで舞台上に1人たたずんで回想するシーン。
IHIステージアラウンド東京は舞台が360度あって、客席が回転する形なんだけど、回想シーンではなくその前に立っている天海さんに目がクギ付け。
いやはや、いいモノを見せていただきました。
天海さんといえば、今年9〜11月にNODA MAP『贋作 桜の森の満開の下』への出演も決まっていますね。