NEO踊るOL。

もう踊っていないOL。Writer/Editor。おいしい肉に目がない。都内に生息。

D21セミナー「21世紀スキルの学校」 創刊ラインナップ「数字感覚を身につける」集中講座

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グラフ photo credit: lastnychero via photopin cc 今日は久しぶりにD21社さんのセミナーに参加してきました! 内容は「数字感覚を身につける」! コレは、同社の新シリーズとして6月から刊行予定の「21席スキルの学校」の1冊。   同社の紹介ページによると、

21世紀スキルには、「考える力」「創造する力」「進化する力」の3つがあります。 今回は、「考える力」の中から、「数字感覚」について学べるセミナーを開催します。

とのこと。 数字感覚を身につけたい!という気持ちは当然のことながら、講師の佐々木裕子さんは友人なので応援する意味でもハリキって参加してきましたよ! まずは講師のプロフィールをご紹介します。

日本銀行を経て、マッキンゼーアンドカンパニー入社。シカゴオフィス勤務の後、同社アソシエイトパートナー。8年強の間、金融、小売、通信、公的機関など数多くの企業の経営変革プロジェクトに従事。マッキンゼーを退職後、企業の「変革」デザイナーとしての活動を開始。ChangeWAVEを創立し、変革実現のサポートと変革リーダー育成に奔走中。

何回かゴハンをご一緒させていただいたり、セミナーに呼んでいただいたりしているんですが、本当に素晴らしくアタマのいいヒトだなー!といつも思います(←ワタシの表現力ではコレが限界・・とにかくスゴい&ステキな方です) 経歴だけ見るとビビってしまいそうですが、実際にお会いしてみると、とっても気さくで優しい方なんですよ♪ さっそく講義スタート! <考える力の基礎技術「数字で考える」>

経営や、世の中にある多くのことは数字で成り立っている。 数字=コミュニケーションのようなモノだと思っている。 数字によって、共通認識を持つことができる。 「数字に強いヒト」って、どんなヒト? 何で彼らは、そういう感覚を持っているんだろう?

―というような問いかけからスタート。 ビジネスの世界における「数字力」の重要性についてのお話や、数字に頼らない「直観」や「常識」は、時として間違っていることがある、というお話がありました。 本日の内容は以下の通り。 発売前の本の実況中継のようなカタチなので、内容の一部をピックアップしてご紹介します!

1)数字で考える力とは何か?   ⇒数字で考えるクセをつける10つのポイント 2)数字で考えてみる   ⇒なぜ少子化なのに、待機児童が増えているのか?をテーマにグループディスカッション 3)分析・グラフについて考える   ⇒効果的な分析を実施する3つの条件 4)事業を数字で考える   ⇒グループワークでPLや利益を出すため必要な売上を考える

数字セミナー02 photo credit: Dave Dugdale via photopin cc  ●数字で考える力とは何か? 冒頭の「数字に頼らない「直観」や「常識」は、時として間違っていることがある」という話から、「数字で考える癖をつける」ための10つのポイントについての解説。

1)ざっとまるめて理解する 2)仮説を立てて数字にあたる 3)なぜ?を構造分解する 4)「何と比較すべきか」を考える 5)実感の湧く数字に翻訳する 6)分からない数字は概算する 7)データの定義は確認する 8)タテヨコ斜めでダブルチェックする 9)基本の数字は覚えておく 10)「事実」と「判断」は分けて考える

全部の解説をご紹介するのは控えますが、幾つかシェアしますね。 2)仮説を立てて数字にあたる 「まずは成果物のイメージを共有し、分担→各自で分析、というプロセスを踏むと効率的&早い」とのこと。 実際のフローはこんな感じです。

まず検証したい仮説を考える ↓ 仮説を確認するためのデータ分析を考える(紙と鉛筆で) ↓ そのイメージを持ったうえで、情報調査する

仮説がダメだとそもそも話にならないけど、膨大な情報に埋もれないために、まずは仮説を立ててしまうことがオススメだそう。 なるほどー! 7)データの定義は確認する コレ、見落としがちだよなー、というポイントばかり。 TVの視聴率とか、サンプル数めっちゃ少ないですよねぇ。

・データの定義、算出方法 ・調査対象範囲 ・調査サンプル数(偏っていないか?) ・調査期間 ・調査主体 ・出典資料

9)基本の数字は覚えておく コレはワタシが私淑している小宮一慶先生もよくおっしゃっていること。

・「日本経済」の規模感を理解する(GDP・人口・世帯数・サラリーマン平均年収) ・拠点の多さを比較する(全国のコンビニ数=約5万軒、郵便局=約2.5万) ・業界平均売上営業利益率(製造業=約4%/小売=約2%/飲食=約9%) などなど

自社、自分の業界の売上高や業界規模を知っておくことが重要と佐々木さん。 わかっちゃいるけど、なかなかアタマに入らないんですよねー・・・でも、文系ってことを言い訳にしちゃイカンですね! ●分析・グラフについて考える 「分析」=第三者に「何か」を「事実」で伝えるためのコミュニケーションツールである。 という前提のもと、効果的な分析を行なうための3つの条件についての解説でした。

1)「メッセージ」と「データ」が適切・過不足無く一致している=「ワンメッセージ・ワンチャート」 2)正しいファクトで、正しい比較がされている=「分析とは、比較である」 3)データ・図のレイアウト、配色が、脳の思考パターンに沿って設計されている=「3秒で直観的にわかる図式化」

それぞれの解説は、だいぶ割愛していますが、以下の通りです。 1)ワンメッセージ・ワンチャート ・まずは「課題である」ことを表す=過去・ベンチマーク等と比較し、小さい・少ないということを表す ・世の中にあるグラフの多くは、データ・情報量が多すぎる  分析=メッセージアウトをすること。それ1つを見ればメッセージが分かるようなモノであるべき 2)分析とは、比較である ・量の比較?質の比較?分解が必要 3)3秒で直観的にわかる図式化 ・直観的な比較(=差を見せる)のためには、正しい図式化・グラフ化がキモ ・「直観的」なデータレイアウトの法則・パターンを覚えておく  順序・順番/並列比較/絶対的割合・内訳 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ■編集後記■ いやはや、土曜の昼から濃いセミナーでしたー! 本の完成が楽しみです♪ 裕子さん、D21社の皆さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!!! 本書の発売日翌日、5/23(金)にはスクーで授業をやるそうです。要チェック! グローバル社会で活躍する人は押さえておくべき、世界のエリートが学ぶ“21世紀スキル”とは?【ディスカヴァービジネス書スクール4限目】 佐々木 裕子 先生 - 無料動画学習|schoo(スクー) 発売日翌日の夜、オンライン授業!
ではまた!「数学」と聞くと条件反射で「ニガテ!」と叫ぶ踊るOL(@jaggyboss)でした!