NEO踊るOL。

もう踊っていないOL。Writer/Editor。おいしい肉に目がない。都内に生息。

【旅】淡路島 地域活性プロジェクト視察にちゃっかり同行させてもらいました!

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インフル明けに淡路島!(ちゃんと昨日病院に行って外出許可もらいました!) 病み上がりで体力落ちまくりでしたが、早起きして淡路島へ日帰りの旅に行ってきました♪ ご一緒させていただいたのは、我らが女帝・奥田浩美姐さん、株式会社BOLBOPの代表 酒井穣さん、同社のメンバーでもあり写真教室同期の小澤亮くん。 今回はパソナさんの地域おこしプロジェクトの視察ということで、パソナテックの粟生万琴さんがいろいろとアテンドしてくれました。ありがとうございます~! ランチ後、最初に連れて行っていただいたのは、パソナさんの事務所になっている「絵島館」という建物。 もともと旅館だったそうで、研修施設も兼ねているそう(お風呂は温泉!) ↑館内にあるアトリエの写真と、玉ねぎ型ランプ(淡路島は玉ねぎの名産地らしい) 続いて、「のじまスコーラ」という廃校を利用した施設へ。 2010年に閉校→2012年8月にオープンしたそうです。 「農・食・学・芸」がキーワードとのことで、1Fには淡路島産の野菜や加工品の直売所になっていました。 玉ねぎドレッシングも買いたかったけど、瓶モノは重いので断念。。 バーニャカウダは買いました♪いろんな草…もとい、野菜につけて食べるのが楽しみです。 校庭だった場所は駐車場になっていて、奥にナゼかアルパカとヤギが! アテンドしてくださった施設の方が驚くくらい、アルパカに食いつくワタシ達w その後、改修前だという古民家へ。 次に来るときは、きっとオシャレなカフェか何かになっているはず、とのこと。 ココから見た景色が素晴らしかった…! さらに移動して、「チャレンジファーム」という施設(というか畑)へ。 新規就農人材(農業に携わりたいヒト)に向けて、農業そのものだけでなく、経営や人材マネジメント、マーケティング等のスキルを教える&実践する場とのこと。 2008年からスタートしたそうで、参加者は3年間チャレンジファームで農業に従事しながら学ぶことができるそう。 もともと遊休農地っだった土地を活用しているそうで、バジル・アスパラ・トマトなど約30種類の品目を扱っているとのこと。 収穫した農作物は、のじまスコーラ内にある加工所で加工・販売されます。 また、パソナグループ本部内では社員食堂向けにも食材を販売しているそう。 オンライン販売・宅配サービスなど幅広く、いわゆる6次産業化に対応した取り組みですね。

※6次産業とは※ 六次産業(ろくじさんぎょう)とは、農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも業務展開している経営形態を表す、農業経済学者の今村奈良臣が提唱した造語。また、このような経営の多角化6次産業化と呼ぶ。(Wikipediaより抜粋)

前述の絵島館で、担当の方から様々なプロジェクトのお話を伺ったんですが、特に興味を惹かれたのが「ここから村プロジェクト」でした。 「ART(芸術)」と「農業・地域産業」を結びつける、というコンセプトで、芸術活動(音楽・美術・演劇・ダンスなど)を志すワカモノを淡路島に誘致し、新しいワークスタイルを提供する試みとのこと。 入村者(っていうのかな?)は、パソナグループの契約社員として採用され、短時間勤務でダブルワークOK 給与をもらいながら、ビジネスパーソンとしての基礎を身につける研修や、農業(座学・実践)、アート(マネジメントや企画力など)を学ぶことができるという夢の様なプロジェクトです! 「半農半芸」を掲げ、島内の公園や商店の壁面デザインを依頼されたりもするそう。 他にも、劇団があったり、楽団があったり。 ワタシの周りにはダンサーや舞台役者が多く、食べていくのに苦労しているのもよく知っているので、こういう道もアリかもよ?と思いました~。 最後は再び「のじまスコーラ」に戻って、2Fのリストランテでディナー。 ココは、「世界の料理人1,000人」のうちの一人に選ばれ、2012年ダボス会議の「Japan Night2012」料理責任監を務めた、山形県庄内のレストラン「アル・ケッチァーノ」の奥田政行シェフがプロデュースしているそう(メニュー開発にも携わっているとのこと) 地ビールや念願の淡路ビーフを堪能し、満腹満足♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ■感想■ 今回の視察に同行させていただいて、難しいなと思ったのが「文化を生み出す」と「継続すること」でした。 パソナさんでは、この淡路島プロジェクトを2008年にスタートし、今年で6年目。 5年間かけて、ようやくカタチになってきたものも多いとのことでした。 今まで無かったモノ(のじまスコーラとか、チャレンジファームとか)が土地に受け入れられる・馴染むまでにも、いろいろなことがあっただろうし、「文化」という「目に見えないモノ」を生み出す・根づかせるのって、さらに困難なんじゃないだろうかと思います。 そもそも、文化って「生み出す」んじゃなくて、「生まれる」モノのような気もするし。 「こういう文化を作りたい」と思っていろいろ仕掛けても、住民の方たちにぶつけてみたら想定していたモノと違うモノになってしまうことだってあると思うけど、うまく化学反応が起きるといいですよね。 お互いの境界線がにじんでいくというか、馴染んでいくというか。 こういう取り組みって、仕掛ける側(今回の場合はパソナさん)がキチンとした「想い」を持って、長いスパンで取り組んでいかないといけないものだと思うんです。 だって、「3年間農業体験できます」→「会社の方針が変わったから2年で撤退」じゃ困りますよね。 社会的にはとても意義のある取り組みでも、利益面からしたらキビシイことだってあると思います(このプロジェクトが、という意味じゃないですよ) ある程度大きな企業でないと、今回のような大規模なプロジェクトを維持することは難しいだろうなぁ… ワタシ自身は田舎を持たない(都内に実家がある)のですが、周囲に地域活性に取り組む友人が増えてきており、今回の視察ではとても勉強をさせていただきました。 コレが正解!って言えるものが無いからこそ、難しいし、やりがいのあるコトですよね。 淡路島、1年後くらいにまた来たいです! アオウさん、姐さん、穣さん、亮くん、アテンドしてくださったパソナグループの皆さま、ありがとうございました! ではまた! 淡路ビーフの美味しさを思い出してウットリしてる踊るOL(@jaggyboss)でした!