さて、今日ご紹介するのは、
「王室、皇室、政府要人などVIP接客のプロが伝授!」
というオビの文言と著者の大網さんの麗しい写真が目を引く1冊。
先日出席させていただいた野呂エイシロウさんの誕生会でお目にかかり、著者ご本人様よりご恵贈いただきました!ありがとうございます!
話し方と言えば、今年の5月にも日本実業出版社のTさんより、こんな本をいただきました。
【書感】ロジカルで女性らしい話し方を身につける3つのポイント~仕事美女になる話し方/野村絵理奈 | 踊るOL。
やはりワタシの話し方、ダメダメなのかしら…?
本書は、4つのレッスン+23のエクササイズという構成。
各レッスンでは、コレでもか!ってくらい丁寧な解説が掲載されており、
「コレでダメなら諦めたほうが良いかも…」というレベル。
では、3つのポイントで書感をまとめてみますね。
●そもそも「エレガント」って何だろう?
タイトルにも書きましたが、ワタシの感じる「エレガント」の印象って、
「オホホホ」と笑っている年齢アッパーめの女性のイメージです。
でも、大網さんの定義によると、「エレガント」とは、
「やさしく、やわらかく、素敵に見えるエッセンス(P21)」
とのことです。
ほほー、別に男性でも「エレガント」なヒトっているんですね。
大網さんがこれまでお会いされた方の中で最もエレガントな方は、皇后美智子さまだそう。
これには皆さん、異論ないでしょう。
他にも、国内だと吉永小百合さん、松坂慶子さん、中山美穂さん、松嶋菜々子さんが例に挙げられていましたが、いずれの方も「エレガント」という表現がピッタリ。
大網さん曰く、「エレガントな人」には共通点があるそうです。
それが以下5つ。
・間を取りながら、ゆったりとお話をする
・相手に、思いやりを持って接する
・ゆっくり静かに振る舞う(動きが雑ではない)
・細やかな心配りができる
・やさしい笑顔を見せてくれる (P23)
うっ、ワタシ、だいぶムダな動きが多いわ…(もちろんそれ以外もだいたい当てはまらない)
Swarovski Earrings White Opal Gold Round Diamonds / Mannia&Titta
●話し方だけでなく、雰囲気もエレガントに。
「メラビアンの法則」からも分かるように、言葉よりもはるかにノンバーバル(声の質・速さ・大きさ・口調・見た目・表情・しぐさ・視線など)で伝わるモノの方が多いんですね(P122で大網さんも解説されています。
というわけで、話し方以外の立ち振舞いや声の質などにも「エレガントさ」を取り入れましょう、という大網さん。
20~30代と、40~50代、それぞれの話し方の特徴は以下のとおり。
*20代、30代=「語尾が強い」のが特徴。
⇒「~です!」「●●します!」と文末が強く、物言いがきつくなりがち。
*40代、50代=「声が小さい」のが特徴。
⇒相手に「気弱な印象」を持たれてしまい、自分を印象付けること難しい。
(P30を再度構成)
話し方以外だと、所作も「ほどよい速さ」が基本とのこと。
P32に、エレガントに見える人と見えない人の対比表が掲載されているんですが、ギクギクッとなりっぱなしでした…
エレガントに見えない人の特徴を挙げると、
・口調=早口
・動作=せわしない、動きが雑
・態度=馴れ馴れしい、よそよそしい などなど。
わー、ワタシ、早口だしキョロキョロとせわしないし、馴れ馴れしいよ…orz
反対の「エレガントに見える人」の特徴は?
本書でお確かめくださいな(笑)
Reflections in my home... / Bellafaye
●エクササイズは全部やるとハード!
本書には、エレガントに見せるためのエクササイズが多数掲載されています。
文字情報だけでなく、大網さん自らがモデルとなって、写真や音声ガイド(QRコードで読み込み)も含め、しっかり&分かりやすく解説されています。
むしろ、コレでちゃんとできないなら「エレガントな人」になるのは諦めたほうがいいよ!ってくらい丁寧な内容です。
ただし、23ものエクササイズがあるので、全部一気にやろうとするのはムリ!
1つ1つ着実に身につけていくことをオススメします。
エクササイズの一例を挙げると、
・「あ い う え お」の口の開き方を覚えましょうなどなど。
・「鼻濁音」の練習をしましょう
・ティーカップの持ち方を練習しましょう
・自分の持ち物の「よいところ」を3つ挙げてみましょう
・大統領選に出馬してみましょう
それぞれ前述のとおり詳細な解説とセットで掲載されています。
ワタシはまず、「上の前歯」を10本見せる練習からスタートしてみようと思います♪
(歯の見せ方・本数なんて考えたことすら無かった…!)
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■編集後記■
本書をご献本いただく際、丁寧なお手紙と、屋久島のおみやげが同封されていました。
大網さん曰く「エレガントさ=ゆとりがあること」だそうですが、こういうトコロに上質な「ゆとり」を感じます。
話し方に自信の無いヒトや、仕事でVIPの対応をするような方は必読!
そうでない、話し方や立ち振舞いに自信のあるヒトも、自分を点検するつもりで、最低1回は読んでチェックしてみることをオススメしますぞ!
(ワタシもいろいろ「あららー・・・」ってことがありましたw)
大網さん、素敵なご著書&おみやげをありがとうございました!
大網理紗オフィシャルブログ
<目次>
序章 「エレガント」とは「ゆとり」です
レッスン1 正しい発声が人生を変える ”はじめの一歩”
レッスン2 エレガントな身のこなしを身につけましょう
レッスン3 「コミュニケーション力」を高めましょう
レッスン4 自己PRを磨きましょう