NEO踊るOL。

もう踊っていないOL。Writer/Editor。おいしい肉に目がない。都内に生息。

【D21ブッククラブ】捨てれば 得られる~「断捨離」のすすめ

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困った子供

今日は恒例のブッククラブ!
定時にサクッと会社を出て、九段下へワープ。


今日のテーマは「断捨離」
今年はとにかく「片付け本」ブームだったように思います。

人生がときめいたり、1分で人生が変わっちゃったり、いろんな本がありました。
そんな中で、ときめくコンマリと並んで最も著名なのが、おそらく「断捨離」というコトバを
開発したやましたひでこさんだと思います。

【断捨離とは?】(セミナー配布資料より)

*クラターコンサルタント・やましたひでこ氏開発
*ヨガの行法哲学ベース
*身の回りの「不要・不適切・不快」なものを断ち・捨て・離れる「引き算のアクション」
*モノ(ヒト・コト)と自分の関係を問いただす
*「必要・適切・快適」なモノだけに囲まれる、ゆとりある生活
*執着から解放され自由で豊かな人生の再構築

本セミナーの講師は心理療法家の川畑のぶこさん。
前述のやましたひでこさんと共著で断捨離に関する本を多数出版されている方です。

断捨離本を読まれている方にとっては既知の内容もあるかと思いますが、
以下、まとめてみます。

掃除

●モノとの関係は、心・ヒトとの関係と相関している

部屋が片付いていないと、「今度ウチに遊びに来てね!」と言いつつ、
実際は友人を呼べませんよね。
(そもそもワタシは自宅にヒトを呼びませんが…)

そうすると言行不一致により、自己肯定感が薄れてしまい、精神的に良くないとのこと。

川畑さん曰く、衣食住のうち、
「何を食べるか?」と「何を着るか?」には注意を払うものの、
「どんな空間にいるか?」にはあまり意識を向けないヒトが多いそう。

確かに…ワタシは食>衣・住なので、ほとんど意識してないなぁ。
ただ、地震が起きたら本に埋もれてしまう…というほんのりとした危機感はあります…

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●片付かない理由は人類の歴史にあり!?

人類の歴史=飢餓の歴史=保存の歴史

つまり、飢えに晒されていた時代のキオクがDNAに刷り込まれていて、
とにかくモノを貯めこまねば!となっているってことですかね。

うん、ワタシも必要以上にいろんなストックをしている気がします。。
でも、コンビニだってあるし、そんなにストックしておかなくても、生きて行けるんですよね。


では、どうやったら、「生活メタボ」から抜け出せるんでしょうか??

川畑さんからのアドバイスは、
意識的にモノの流入を断ち、出口を広げること」でした。

モノ(ヒト・コト)は際限なく流れ込んできますが、出口(≒自分の意識)は無い、もしくは狭い。

ということは、いつか適量を超えてコントロールできなくなってしまいます。
つまり、
「片付けられない」のではなく、「片付けられない量を持ってしまった」のです。


また、片付けられない理由として、「片付け・収納・掃除の混同」があるそう。

「片付け」とはモノを捨て絞り込むことで、「収納」「掃除」ではない。
モノの絶対量が減らない以上「収納」「掃除」は機能しない。
「ルンバは綺麗な家でしか機能しない」というお話には会場爆笑!
確かにモノがたくさんある部屋じゃ、ルンバも困っちゃいますよね?

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●捨てるモノと残すモノをじゃんじゃん仕分けしよう

「片付け」の定義が分かったところで、いざ断捨離です。

仕分けの定義は以下の通り。
なるほど。可・不可ではなく、使うか否か、なんですね。
ウチは「使えるかもしれない」服が多いかも…ギクッとしました~


ちなみに、仲人さんや恩師からもらった等、使わないけど捨てられないモノってありますよね。
川畑さん曰く、「政治箱」を1つ作って、普段はそこに収納しておき、相手が家に来た時だけ
箱から出しておけば良いとのこと。

このお話で会場からも「おぉ~」という声が。
ワタシも自宅にヒトを呼ばないなら、そのモノの写真を撮ってEvernoteに保存して
バイバイしちゃうのもアリかな。

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●捨てられない10の理由で自らを振り返るべし

①「もったいない」から
②「捨ててはいけない」という教育・大前提
③「いつかやもしも」のとき使うかもしれないから
④高かったから
⑤人からもらったモノだから
⑥思い出のモノだから
⑦持っているモノ=自分の価値だから
⑧コンプレックスを隠せないから
⑨寂しいから
⑩後悔したくないから

この部分の解説で特に印象に残ったのは、⑤と⑥について。

⑤について:「モノをもらった時点ですべてのやりとりは完結している」ということ。
⑥について:モノ自体より思い出そのものが大事。

確かにそうですよね。
ワタシ、写真撮るのが趣味なんですが、写真の撮影に集中しすぎちゃうと、
その場を楽しめないというか、後から振り返った時に「あれっ?」って
なることがあります。

写真というモノを残すことより、思い出を作るというか、その場を大切に
したほうが良さそうです。

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■まとめ

今回のような片付けに関するセミナーは初めてでしたが、
改めて今の自分の空間(=自室)のモノの溢れ具合に危機感を覚えました…

毎年年末はバタバタで大掃除はできませんが、GWまでには何とかしたい!
(ええと、だいぶ先の話じゃん!ってツッコミはいりません。分かってますって)


川畑さん、D21社の皆さん、参加者の皆さん、
ありがとうございました!

【2247字/55分】