NEO踊るOL。

もう踊っていないOL。Writer/Editor。おいしい肉に目がない。都内に生息。

【ワーママカフェ】備えよ常に~ワーママライフで起こるさまざまな出来事、シーンを予め知っておくことで、自分はどう考え対処するかのシミュレーションのヒント

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A Mothers Love .....
A Mothers Love ..... / Stegsie


こんばんは!チビッコ達と遊んでると全くオトナ扱いされない踊るOLです。

今日は前職の大先輩、リラさんがスピーカーを務めるワーキングママ向けのトークイベントのお手伝いをしてきました!

会のテーマは以下の通り↓
子育てと仕事、どちらも諦めず、無理せず楽しく両立するためには何が必要なのか、今から準備できることは何か、 ベテランワーキングマザーの渡部リラさんを囲んで、そのヒントを探ります。

ワタシは結婚の予定も出産の予定もありませんが、キャリアカウンセリングにいらっしゃるお客さまはお子さんのいる方がたくさん。
リラさんのお話はもちろん、他のワーキングママさん達がどのような悩みをお持ちなのかシェアしていただきたっかったので、お手伝いを兼ねて参加させていただきました。

当初「15人くらい集まると良いね~」と話してたんですが、気がつけば参加者が約40人!
会場もより大きな部屋に2回ほど変更しました~
 
Playing Together
Playing Together / Butterfly Works Social Campaigns & Learning


まずは、会の開催のキッカケとなったリラさんのFB投稿を引用。
長文ですが、原文のまま載せます(改行など多少付け加えてます)↓
ワーママ経験12年、今時点の総括(と情報)

・住居の場所=所属する地方自治体により、保育園入園難易度は勿論、保育料、乳幼児医療費助成の中身、小学校課外時間フォロー体制(学童)、中学給食有無等全く違う。特に持ち家を探す時は、通勤時間や物件価格以外のこれらの項目を調べること。

・仕事は、対法人業務が続けやすい。
稼働時間がビジネスタイム中で、夜や休日対応が少ないから。逆に対個人業務は昼夜休日なく対応が求められ、継続は相当困難。最近学校行事の多くは土曜日に集中している。

・赤ちゃん~1歳半までの病気と戦う期間を過ぎ、3歳の年少クラス~保育園卒園までがもっとも仕事に注力できるであろう。何でも保育園でバックアップしてくれるから、楽に乗りきれる時期。

・小学校に上がると延長保育ワイルドカードが使えなくなる。
学童は地域により定員があったり、預り時間も18時、19時、とマチマチ。
例えば川崎市はすべての小学校の構内に、登録制で誰でも無料で18時まで利用できる預り施設があり、月2500円の延長料金で19時まで預ってもらえるが、横浜市はそういう体制でなく
鶴見川を隔ててすぐ隣の地区では、交通量の多い道を子供の足で歩いて30分ほどかかる、3つの小学校にひとつしかない学童まで通わなければならない。

・次のハードルは小4に上がるところ。
学童が3年生までしか預からないと、いよいよ子供は放課後、野に放たれる。
進学において、中学受験させるのかどうか決める必要がある。
ちなみに大手の中学受験塾に通うと、費用は3年間で約250万円程度かかる。
また、一部の塾以外は「塾弁」を持たせて通わせることになる。同じ塾に通う子を持つ親、大抵は母親が最寄りの駅まで交代で迎えに行くことも多いようだ。

・この育児→教育への移行に気づかないと、あとでリカバーするのは極めて困難。
夜7時過ぎに疲れて帰宅し、夕飯を作って食べさせ風呂に入れ、疲れたとゴロゴロしながらくだらないバラエティ番組を見てそのまま寝る、で子どもがまともな大人に育つか、をよく考える必要があるだろう。(自戒)

・当たり前だが男性や独身女性、既婚でもお子さんのいない女性と同様に働くことは相当困難。育休を3年に延長したりとか、男性の育休取得率を上げたところで効果はほぼない。
理由は簡単で、そういう制度は子育て期間のある一部でしか使えないが、育児→教育と子育ては少なくとも高校進学くらいまでは手がかなりかかるから。
一番取り組むべきは、男女問わず長時間労働ありきの業務スタイルを変えること。
残業したら部署のボーナス原資からペナルティを引かれる=部署に対するペナルティ、社員の平均労働時間が1800時間を越えると法人税率が一気に倍になる=会社に対するペナルティ、くらいの思いきった施策、政策を導入しないと多分この国は変わらない。

・いずれにしても子を持つ母親が、家庭経営を切り盛りし、子どもにもそれなりの教育をつけさせたいと思うと、組織で働き続けるのは大変である。
短時間勤務に伴う大幅な給与カットに甘んじ、高額な保育料を支払い、周囲への気遣いをし、高齢な親も総動員して一般社員以上のパフォーマンスを出すことを求められる。
神経はすり減りストレスもたまり、年々落ちる体力を気力でカバーし、それでも続けるモチベーションを自分で持つようにしないと、到底乗りきれない。
しかし働くことは、なにも組織に所属することばかりではない。
起業やフリーで、自分の生活や大事にしたいものとバランスをとりながら働くのもひとつの選択肢だろうし、世の中の長時間労働ありきのシステムが変わらなければ、今後働き続ける母親の増加に伴い、新しいワークスタイルを選ぶ人が増えてくるのではないかと思う。
リラさんのこの投稿が、Facebook上でたくさんシェアされました。

今回はリラさんのお話+質疑応答という流れで進めましたが、同じテーブルに座った参加者同士の交流もたくさんあって良かったな~と思います。


ワタシが個人的に響いたのは、以下の2点。
*保育園に預けてる間は延長保育などの選択肢があるから、働くイメージは沸く。小学校入学後のイメージがわかない。という質問に対するリラさんの回答。

⇒自分が勝てるトコロで勝負する。今働いている会社の価値観だけが全てじゃないし、会社もその会社だけではない。
旧態然とした日本企業では、男性の総合職+女性の補佐役(一般職)という考えが残っている。
今偉いヒトは、どうやって偉くなったのか?を一歩引いてチェック。それを自分ができるか否か?を考えてみる。
⇒正しい・正しくないという選択肢ってあんまりない。自分にとって好きな道かどうか。


*子どもとの時間を多く持つためには、組織で働かないほうが良いと思える。
 でも、日本は「組織で働く人」にとって優しくできている。

子どもを持たないワタシが言えることは少ないですが、
○○ちゃんはお母さんが働いているから、かわいそう
と思う人がいる、という事実に驚きました。

かわいそうかどうかは、その親子が決めることであって、他人がとやかくジャッジすることではないと思うので。そう思うのは自由だけど、子どもに伝えないでよ!って思っちゃいました。。

子どもを産んでも働く・働かないを含め、考え方は個人個人で異なって当たり前。
全員が100%満足できる社会は難しいのかもしれないけど、せめて歩み寄って、みんなが心地よく過ごせる社会になると良いなーと思いました。


第2回はあるのかしら?

ではまた!