NEO踊るOL。

もう踊っていないしOLでもない、フリーのライター/カメラマン/PR/マーケター。都内に生息。

【書評0085】朝日のようにさわやかに/恩田陸

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久しぶりに小説を読んだ気がします。
最近ビジネス書ばっかりだったからなぁ…。

私はどちらかというと短編より長編が好きなんですが、大好きな作家の作品であれば話は別。

というわけで、恩田さんの短編集です。
全部で14編が収められた本書は、ほんの数ページの作品から、短編と中編の間くらいの作品まで、いろいろ。

正直なところ「うーん、物足りない」と思う作品もあったけれど、もっと枚数のある作品なら、また違った結末になったんだろうなぁと期待できるから。


中でも好きなのは、
 *水晶の夜、翡翠の朝
 *あなたと夜と音楽と
 *淋しいお城
かな。
特に冒頭の「水晶の夜、翡翠の朝」はゾクッとするような読後感で、続編に大いに期待が持てる作品でした。


あと、自分の中で「へー!」と思ったので抜粋。
「(略)ところで、マサトは『たそがれ時』と『かわたれ時』の違いって分かる?」
(略)
「たそがれ時って、誰そ彼、って字を当てるの。で、かわたれ時は、彼は誰、って字を当てるんですって(略)」
(略)
「(略)両方とも歩いている人がおぼろげにしか分らない時間帯のことで、そんなに違いはないらしいの。ただ、昔は夕方の薄暗がりをたそがれと呼んで、明け方の薄明をかわたれ時と呼んでたんだって」(P76より抜粋)
かわたれ時、って初めて知りました。
あんまり一般的じゃないですよね?


ふむ、やっぱ長編が読みたいぞー!