NEO踊るOL。

もう踊っていないOL。Writer/Editor。おいしい肉に目がない。都内に生息。

誕生日だけど、D21社のイベントに行ってきましたよ。

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昨日からずっと飲んでるわけですが。
今日は、Discover21社のイベントに行ってきましたよ。

DIS+COVERサイエンス創刊記念トークイベント
「サイエンスが、日本の未来にできること」


コピーはコレ。
私もこんな風にワクワクしてみたい!と参加を決めました!
科学っておもしろい!
技術ってスゴイ!
理系ってステキ!

創刊ラインナップの3冊のうち、1.5冊(!?)を読んで臨みました。
ド文系な私が、どこまでついていけるか?と怖いもの知らずな自分。。

●DIS+COVERサイエンス:特設ページ

先日、つたない書評をアップさせていただきましたが、ほぼ日で連載されていた頃から興味をもっていた内田麻理香さんも登壇されると聞き、ワクワク♪♪

●踊るOL。:【オススメ本】科学との正しい付き合い方
内田麻理香さんon Twitterhttp://twitter.com/kasoken


会場には100人くらい集まったのでしょうか?
いつもの読書会より女性比率が高く、ちょっと違う雰囲気。
(私はてっきりD21社のチバさんファンの女性が押し寄せたのかと思ってました^^;)


■まずは干場社長より、創刊のご挨拶。

以下、メモった部分は青字の箇条書きにしますね。

*物心ついた頃、科学は輝いて見えた。
 それがいつの間にか「理系オタク」「アキバ系」などとネガティブなイメージになってしまった
 それって何かおかしいのでは?
*鳩山さんは理系なので、内閣へ期待を持っていたが、実際は事業仕分けで科学予算を削減。
 日本はアメリカと異なり、科学に重きをおかないというメッセージ。
*なぜ今サイエンスなのか?という質問が多かった。
 DISCOVERの経営理念(視点を変える・明日を変える)に合っているから。

確かに、あれだけ予算削減されているのを見ると、シロウトには「必要ないのかな?」って見えてしまいますよね。
でも、ホントにそれでいいんだっけ?と私も思いました。


■続いて、創刊ラインナップ3冊の著者の皆さんのトークディスカッション。

まずは、お三方の自己紹介。
北澤先生、話ながいな~(笑)

*サイエンス=仮説を立てて、とにかくやってみる。
          やってみた結果が正しければ仮説は正しい。
          そうでなければ仮説が間違っている。その判定を繰り返すのが科学。

続いて内田先生。
*「サイエンスと社会との関係がギクシャクしている」と感じており、
 それに対する問題意識から、サイエンスコミュニケーターの道に。
*物事を鵜呑みにせず、裏側や斜めから見る=科学リテラシーと言える。
*多様な価値観を持って意見を言い合えるような社会になれば…と思う。

最後は長神先生。
3人の中で一番気楽に来ています、と(笑)


で、長神先生をモデレーターに、ディスカッションスタート!

…スミマセン、一生懸命メモを取って理解しようとしてたんですが、途中で諦めました(笑)
だって難しい言葉が多すぎるんですもん。
きっと近日中にD21社の社長室の方が、トゥギャッてくれるはず。

ちょこっとだけ印象に残ってる部分だけシェア↓

■北澤先生:
*人類4000年の歴史の中で、進んでいるのは科学だけ。
*好奇心型のサイエンスと、課題解決型のサイエンス。
小学生でもIPS細胞の山中先生を知っている子は多く、
 彼のおかげで科学に対する意識が高まった。

*サイエンスが進んだことによって、人々の関係はほとんど独立してはいられなくなった。
 相互依存が高まったおかげで、平和に寄与している部分がある。
*サイエンスは望む・望まないに限らず、進んでいくもの。
 それは人間に好奇心がある限り、必然。

⇒うーむ、解る部分もあるけど、ちょっと「えっ!?」という部分も多かったです。
 特にIPS細胞のお話、ゴメンなさい、私は山中先生のお名前を聞いたことのあるような
 気もしますが、お顔も詳しい功績も知りませんでした。
 北澤先生の(科学者の?)常識と、そうでない人の常識は、やはりかなりのズレがあるのかと。

■内田先生:
*「サイエンスは何でもできる」わけではない。
 マイナス面ばかりクローズアップされているが、できること・できないこと双方を見るべき。
*科学技術を進める側だけでなく、科学を支える大衆側にも目を向けて欲しい。
 (北澤先生の発言を受けて)

*サイエンスに関心のない人も含め、いろんな人の意見を取り入れた
 「成熟したサイエンス」であれば、
日本は変わると思う。

■長神先生:
*山中さんのようなブレークスルーがあれば、と北澤先生はおっしゃるが、
 それは座して待つ、というような僥倖のようなもの。
*サイエンスコミュニケーターとして、「伝える」ときに気をつけていることは?
 厳密性は犠牲にするが、正確性は可能な限り尊重する。

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他にもいっぱいお話されていたんですが、パワポかホワイトボードで図解してくれ!
と思うくらい難しかったです。

印象としては、
北澤先生は、イチローや松井のようなトップスターを生むために、多額の資金が必要である、という主張。
それに対し、内田先生は、科学に興味のない人たちに、科学のことをキチンと伝えていきたいというお考えなのかな?と。

3人もおっしゃっていましたが、鶏が先か卵が先かって話にもなっちゃうんですけど、
トップスター=優れた功績をあげる人を輩出するためには、集中的に資金投下をする必要があるけど、そうすると育成側に予算が回らない。
育成(科学に興味を持つ子供を増やすなど)にお金をかけると、研究に予算が回らず、IPS細胞の山中先生のような世界的な功績は期待できない。
というようなことかな?


科学者というか学者全般に言えるのかもしれませんが、何でこう小難しい単語を使うのかなぁ。
長神先生のメモで書いた「僥倖」だって、「ラッキーパンチ」でいいじゃん!と思ってしまうんですが(笑)

私は相手の話が長いと最初の質問や主旨を忘れてしまいがちなんですが、皆さんアタマが良い方ばかりなので、ちゃんと最初の質問に戻るんですよね~(前後がつながっているかはともかくとして)
おかげでメモを取るのが大変でした。ええ。

…結論先行型で語らなくて良いのかしら。。


あと、
Twitterでもつぶやいたんですが、例えば今回創刊された本を読んで、私のようなド文系が科学に興味を持ったとしますよね。
「何で?何で?」と好奇心の赴くままに調べたとしましょう。

…とっかかりが無いんです。
ちょっと科学的なことを調べようとすると、すぐに小難しい単語や文章にブチ当たってしまって、そこから先に進めない。

あくまで「ふと疑問に思ったこと」を調べているだけなので、そんな壁にブチ当たってしまったら、そこから先に進もうとする意欲はダウンしちゃうわけです。
(ここで頑張ってちゃんと調べれば良いんでしょうけれど ^^;)

で、「やっぱり科学って難しいな」「理系の人ってスゴいな」ってなっちゃうんです。


サイエンスコミュニケーターというお仕事は画期的だと思います。
”聖域”とも言える科学技術の分野を、一般に広める架け橋になってくださるわけですから。

なので、きっと近い将来、私のブチ当たった壁も、もう少し低くなるんじゃないかな。
とっかかり=調べ方みたいなものさえ解れば、もっと世の中が違って見えてくる!かもしれませんね。
そのキッカケが、きっとDIS+COVERサイエンスの本たちになることでしょう☆


著者の皆さま、干場社長をはじめD21社の皆さま、参加された皆さま、
ありがとうございました!


●以下、創刊ラインナップ3冊